現金で相続するより、中古賃貸マンションで相続した方が、税金の額が少なく成ります。
2000万円を現金で相続した場合、額面金額が100%相続税評価額に成り、相続税が計算されます。
不動産で相続した場合の相続税評価額は、不動産の購入額では有りません。
土地は路線価、建物は固定資産税評価額に基づいて、計算されます。
都内の不動産であれば、人気のある不動産は高く成っていますので、購入価格より低い価格で評価されます。
不動産を人に貸している場合には、さらに評価額を下げる事が出来ます。
つまり現金と収益不動産の場合には、相続税の基に成る相続税評価額が異なり、その評価額が時価の1/2~1/3に圧縮できるのです。

2000万円のマンションの場合で、相続評価額は、600万円~1000万円に成る可能性が有ります。
すると税額は、115万円~275万円に成ります。
この相続評価額の計算方法は以下の通りですが、詳細については、不動産会社に確認して下さい。
相続税評価額の計算式
土地
路線価(地価の80%)x(1-借地権割合30%~90%x 借地権割合30%)x賃貸割合
建物
固定資産税評価額(時価の60%~70%)x (1-借地権割合30%)x賃貸割合
資産がたくさんある方ならば、現金の1部を中古マンションを購入して相続すれば、節税する事が可能です。
6000万円の現金を贈与すれば、贈与税額は3000万円です。
中古ワンルームマンションならば、評価額約2000万円ですので、税額は約775万円に成ります。
しかもこれを3年に分けて中古ワンルームマンションで相続すれば、贈与税評価額は 1年毎に贈与税が計算されますので、3に分割した金額で算出されます。
すると評価額約700万円ですので、贈与税額は約155万円/年に成り、3年間で約465万円に成ります。
3000万円-465万円=2535万円減税に成りました。

今お持ちの家屋も中古マンションに買い替える事で、相続対象に成る可能性が有りますので、税理士にご相談下さい。
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