コロナ禍で東京のワンルームマンションの需要が減少するのでは無いか、空室が出るのでは無いか、と心配される人がいます。
有る賃貸管理会社でデータをとると、3月から7月の間で賃貸契約数は昨年度比99%であり、ほとんど影響を受けていません。
これはどうゆう理由からでしょうか。
東京という街は多様性を持っているので、一つの賃貸が入らない問題が発生しても、他の要望があるので、それらが打ち消して、東京の賃貸ニーズは無くならないのです。
確かに会社でもリモートで在宅勤務にするとか、大学の授業も在宅で授業をうけるとか、留学も母国で授業を受ける、と言った対応をしているケースが増えて来ています。
これは今後も続くと思いますが、100%在宅にするか、と言えばそんな会社はありません。
半分や70%を在宅にするという会社が有るでしょうが、それでも週に3日とか4日は会社に行く必要が有るのです。
その為には賃貸する場所を見つけておく必要が有ります。
日本の会社の99%が中小企業ですので、中小企業が在宅を今後も増やして行く事はあっても、100%在宅にする事はありません。
大企業でも業績が良いうちは在宅勤務をするでしょうが、会社の業績が悪く成ったら社員を集めて一致団結させて営業していきます。
危機になればなるほど、在宅勤務は100%切り替える事はしないと思われます。
今回の在宅勤務をする事で、遠方に住居を借りている人は、いかに電車通勤が苦痛なのか分かったと思います。
家族で住んでいる方は、住居を変える事はなかなか難しいでしょうが、単身者や一人暮らしの方は通勤時間が短い都心に住む方が増えて来ています。
これは東京が便利だからと言った理由もあります。
東京都心はミュージアムや映画館、娯楽施設、などがたくさんあります。
おいしい店や音楽が楽しめる店など、たくさん楽しい店があります。
この様な価値が東京にはたくさんあります。
今大学が遠方から東京都心に回帰しています。
その為、今まで大学があった場所は賃貸需要が落ち込み、マンションの空室が発生しているのです。
これは大学だけの賃貸需要だと、この様な大学移転が有るとすぐに賃貸需要が無くなってしまうのです。
留学生についても同じです。
今は留学生が来ませんので、留学生を相手にしていた大学の周辺の賃貸住宅は空室が埋まらず苦労しています。
アパートなどは,一棟が影響を受けますので、ますます問題が大きくなります。
賃料を下げても部屋が埋まらない状態になり、アパート経営が成り立たなくなる可能性もあります。
こんな時、東京と言う都市は様々な魅力がある街なので、一つの要因だけで賃貸需要が無くなる事はありません。
むしろ、便利な街としてますます人口が集中してくる事も予想されます。
東京は今後も開発が進んでいきますので、また新たな魅力が出てきます。
そこに賃貸物件を持っておけば、空室の問題は軽減されるのです。
ワンルームマンション経営は長年に渡って継続していきますので、安定した賃貸需要が有るところが肝心なのです。
これからもコロナ禍の様な問題が発生すると考えられます。
しかしながら、東京という街は発展しながら、問題が有れば修復して行きさらに大きく発展していく街なので、ここに賃貸物件を持つ事は安定したワンルームマンション経営が出来る最大な利点です。
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